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ドイツ、バート・キッシンゲンにあるPiceaによる6つの住宅向けの通年エネルギー貯蔵

ドイツ、バート・キッシンゲン

HPS Home Power Solutions AGのこのオールインワン緑の水素システムは、ドイツで最大のプロジェクトです。年間を通じて6つの住宅ユニットに13,500 kWhの電力を貯蔵することができます。ベルリンに拠点を置くHPSは、世界初の建物用通年緑水素電力貯蔵システムである「picea」を提供しています。このオールインワン製品には、AEM電解技術、燃料電池、バッテリー、換気ユニットなどのすべてのコンポーネントが組み合わされ、自給自足かつCO₂フリーの住宅エネルギーシステムを作り出します。システムの運転によって生成される熱は、住民に暖房やお湯を供給します。さらに、システムは空気品質も管理し、完璧な住宅オールインワンソリューションとなります。

より大きな物件でより高い貯蔵容量が必要な場合、複数のpiceaシステムを連結して「マルチピセア」として使用することができます。このHPSの中規模企業や建物向けのソリューションは、異なるサイズのプロジェクトに個別に調整することができます。現在、最大のマルチピセアプロジェクトは、バイエルン州のバート・キッシンゲンにあります。9つの連結されたpiceaシステムは、合計2,800平方メートルのマルチファミリービルディングと6つの住宅ユニットに年間を通じて屋根からの太陽光発電を供給します。180 kWpの太陽光発電システムが太陽光を生成し、昼間に貯蔵され、夕方には使用可能になります。冬の日照不足を補うために、緑のH₂も使用されます。マルチピセアは、45個のH₂バンドルに13,500キロワット時の電力を貯蔵し、建物に自家生産かつCO₂フリーの太陽光発電を年間を通じて供給します。

システムはまた、生成されるプロセス熱を利用し、建物に利用可能にします。供給の高いレベルに加えて、これにより全体のエネルギー利用率は最大で90%になります。さらに、マルチピセアは夏と冬の屋根からの太陽光発電で建物の5つのヒートポンプに電力を供給します。

Electrolyser (AEM single-core) 9 x EL 2.1
Electrical energy storage 13,500 kWh
Photovoltaic (PV) 180 kWp
Operational since October 2022
Partner Home Power Solutions GmbH (HPS)