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水素を用いたピークシェービング

Loire Acquitaine, フランス

デルタ・グリーンはフランス初のエネルギー自給型オフィスビルで、エネルギー生成量がユーザー消費量を上回っています。同ビルは、エネルギー完全自給を紹介することを目的としています。太陽光、地熱、水素貯蔵によるエネルギーを活用し、水素ソリューションのシステムインテグレ-ティングはPowiDian社が行っています。この商業ビルでは、バッテリーではなくエナプターの水電解装置2台を用いて、ピークシェービング用の水素を貯蔵しています。このように水素から電気へと変換することにより、電流の急変動を起こさずに電力需要に対応でき、また電力コストを大幅に節減することができます。また、夏季における太陽光発電の余剰電力を水素として貯蔵し、冬季に利用することもできます。同ビルはパッシブ建築であるため、照明や暖房、冷房システムのCO2フットプリントも低減されています。

このビルは、環境に配慮し、気候変動対策に貢献した建築士に送られるグリーン・ソリューション・アワードを2018年に受賞しています。当社は、こうした先駆的な電力貯蔵プロジェクトに関与できて光栄です。
詳しくはこちらこちら(フランス語)

Electrolyser (AEM single-core) 4 x EL 2.1
H2 storage 5 kg
Storage pressure 30 bar
Photovoltaic (PV) 50 kWp
Fuel cell 7.5 kW up to 30 kW
Partner 2017
Powidian