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すべて表示バックアップエネルギーと自給自足のためのH2Powerplant
ドイツ・ドルトムント
多国籍テクノロジー企業であるWiloは、フランスの電気エンジニアリング企業Schneider Electricとともに、H2Powerplantシステムを開発しました。当初は、Wilopark本社と工場に、グリーン水素を用いた緊急バックアップ電源を供給することを目的としていました。しかし、これは自給自足、分散型、再生可能エネルギー供給ネットワークの基盤としても意図されており、最大2日間の自給自足エネルギー供給も可能にするために拡張して設計されています。
Wilo社のH2Powerplantは4つのコア・コンポーネントから構成されています。1つ目はスマート・ファクトリーの屋根に設置された太陽光発電システム、2つ目はEnapterが供給する96台のAEM電解装置で、太陽光発電の電力を使ってグリーン水素を生成します。29.8メートルの水素貯蔵タンクにより、 Wilo社は短期から長期におけるエネルギー貯蔵を実現し、 Proton Motorが供給する燃料電池を用いて必要なときに水素を電気に再変換しています。これによりモジュラーシステムは年間最大10トンのグリーン水素の生産を可能にしています。また、電気分解プロセスから放出される廃熱は、相互接続されたシステムいより直接現場で使用されたり、冷却へ変換されています。
Electrolyser (AEM single-core) | 96 x EL 2.1 |
H2 storage | 520 kg |
Photovoltaic (PV) | 3 MWp |
Fuel cell | 76.5 kW |
Batteries | 100 kWh and 62.5 kWh |
Dryer | 19 x DRY 2.1 |
Energy management system | Enapter EMS Toolkit |
Operational since | 2022 |
Partner | Wilo Group |